内臓の休め方

今日は約2ヶ月ぶりに青木光男さんにアレクサンダー・テクニークの施術しました。

前回に施術してから年末年始を挟んでいます。そのためか青木さんの身体にはかなり疲労がたまっていて、特に内臓が疲れているようでした。

このような時の施術は、特別なことを内臓に対してするわけではなく、いかに効率よく休んでもらうかを考えます。

どのような状態が望ましいのかというと、内臓を圧迫しないことが大切です。

内臓が圧迫される大きな要因は身体の捻れです。そなため効率よく身体を休めるためには捻れや筋肉の緊張を解く必要があります。

とくに胴体の捻れを解くために効果的なのは腕や足先などの末端を緩めることが大切であると私は考えます。

そのため、今回の施術では出来るだけ青木さんの身体の捻れを取るようなボディワークを中心に施術をおこないました。

施術が終わった後は、「立ち姿まですっきりした」と感想をおっしゃっていました。

音楽家へのレッスン

今回は音楽の先生がアレクサンダー・テクニークのレッスンを受けてくれました。アレクサンダー・テクニークは身体の楽な動かし方や効率的な使い方を提案するので、音楽やダンス、スポーツなど、あらゆるパフォーマーの方に怪我や故障などに対する予防的なアプローチをすることができます。

特に音楽家は職業上同じ動きを繰り返すので、わずかな身体の歪みでも身体を痛めすい傾向にあるようです。

今回の方も、痛みこそありませんでしたが肩や腕に慢性的なだるさがあり、特に困ってるのは、ピアノの伴奏をする際、あるパッセージを弾く場面になると肩が硬くなってしまうということでした。

そこで実際にピアノを演奏してもらうと、たしかにある場面で肩が硬くなり、動くのが辛そうな身体状況になっていました。

私はあることに気がつきました。肩が硬くなるとともに腰にもその方は力を入れているようでした。そのことについて質問すると腰についてはよく分からないと言われました。そこで、アレクサンダー・テクニークを使い腰にもっと柔軟性が出るよう導きました。すると、腰が柔らかくなるとともに、肩の余分な力が抜けてスムーズに演奏できるようになりました。

どうやら、演奏のやりづらさの原因は肩ではなく、腰にあったようです。

不都合が出ている場所に原因があるとは限らないのが人間の身体の不思議ですね。これからも観察と探求を進めていきたいと思います。

肩の筋肉を固めている状態
腰と肩を緩めた状態

緊張の痕跡

緊張の痕跡

その方は、PCを使った長時間のデスクワークが多く、身体トラブルの改善や疲労の軽減を目的に、三ヶ月くらい講座に通って来てくれていて、なかなか良い感じに身体が整いつつある感触を得ていたのですが、今回お会いすると、今までにないくらいに首と背中が丸まって、ひどく猫背の姿勢になっていてびっくりしました。

お話を伺うと、新しい業務を開始して大きなプレッシャーを感じながら仕事をされているとの事。早速、施術をして首や肩の筋肉を緩めると、そこには緊張の痕跡が一本の線となって現れました。

改めて心身の繋がりの強さを感じ、より良い状況を目指して、さらに学びを深めていきたいという意欲が湧いてきました。

皮膚にしっかりと残った緊張の痕跡。
皮膚にしっかりと残った緊張の痕跡。

安眠のコツ

今日は青木光男さんにアレクサンダー・テクニークの施術をしました。

ご本人の希望は、スッキリ眠りたいとのことでした。 私が考えている安眠のコツは「眠っている時は健やかな呼吸をすること」です。

どうしてその考えになったかというと、今までアレクサンダー・テクニークのご縁でたくさんの人に施術をしてきて発見したのは「寝つきが良くないという方は首や肩の筋肉を緊張させている傾向がある」ということです。

みなさんも緊張したら、息苦しくなった経験はありませんか?これは首や肩を硬くすることによって呼吸器の働きを妨げているからだと私は考えています。

青木さんに施術をしていくと、10分くらいで眠りに落ちてしまいました。これは毎回の施術で起こるわけではないのですが、人は多かれ少なかれ、意識を保つために身体のある部位を過剰に緊張させているため、そこを緩めてあげるとストンと寝てしまう場合があります。

スヤスヤ眠る青木さん

睡眠に入ると身体は起きている時とは違った部位を緊張させる傾向があり、青木さんの場合は、起きている時は胸やお腹の緊張が強いのですが、寝てしまうと肩の緊張が強くなるようでした。肩を胴体の方へ引き寄せて、肋骨と肺を圧迫しているよ様子で、そのことによって呼吸の質が悪くなっているように感じられました。 そこで肩の周りの筋肉を緩めるよう施術をすると、うつらうつらしていたのが、より深い眠りになったようでした。

ご本人の感想は「短時間でも深い眠りを得ることができて気持ち良かった」「施術後に身体の軽やかさを感じた」とのことでした。 これからも睡眠の質や身体との関わりを興味深く探究していきおたいと思います。

内臓の緊張を緩める