川崎医療福祉大学

川崎医療福祉大学

次のステップ

アレクサンダー・テクニークの教師になるための学校を二年前に卒業して以来、ずっと岡山でこのテクニークを教えています。有り難いことに、今まで、たくさんの方が「アレクサンダー・テクニークって何なんですか?」と私の教室に来て質問をしてくれました。私はその質問に、アレクサンダー・テクニークは「不利益な癖をやめる方法」もしくは「身体の不要な緊張を解きほぐすことにより、さまざまな問題の解決を目指す方法」と都度答えながら、アレクサンダー・テクニークを教えていきました。 アレクサンダー・テクニークの講座に来る人には「頭痛」や「腰痛」といった具体的な不具合を抱える方から、「慢性的な身体の不調」「作業の効率アップや状況改善」など、自分の問題がはっきりとわからないという方までいろいろ方がいらっしゃいました。 そうして、多くの事例に相対峙する中で、身体の不具合の元となったり改善するべき点となっている、身体の緊張するパターンには人それぞれさまざまなケースがあるということを実感しました。

目に興味を持った理由

さまざまな「身体」が緊張するパターンを見るという経験を経て、私は、どうも身体が緊張する原因は「目」にあるのではないかと推測するようになってきました。「目」の状態が身体の緊張の度合いに影響しているのではないか。つまりコイン表と裏のように、「目」と「身体」は密接に関わりあって、目が緊張すれば、身体が緊張し、反対に「身体」が緊張すれば「目」が緊張するのではないか。だとすれば、「どのような目の状態になったら身体が楽になるのだろうか」と考えるようになってきました。

視能訓練士

この「身体の関わり合い」の疑問を考えるうち、もっと明確な答えに辿り着きたいと思うようになった私は、その答えを探るために今更ながらではありますが、大学に進んで医学を学ぼうという考えに至りました。進む分野を選ぶにあたっては、「学ぶことで自分自身の技量や正確性を高めることができる」「自分が展開する講座の質の向上に繋がる」「医療系の国家資格を取得する」という3つに重心を置いて考慮し、リハビリテーションの分野に進むことにしました。この分野は、それぞれに得意とする領域が異なる「理学療法士」「作業療法士」「言語聴覚士」「視能訓練士」と四つの専門家になる道に分かれるのですが、その中から私は「視能訓練士」になることを選択しました。それは、この視能訓練士という専門家が得意とする分野が「目と脳」であること。そして、視能訓練士の仕事が医療の現場で「患者さんの目の状態を検査したり」「目の使い方の指導をする」といったことに従事するということからでした。

 

ただいま大学受験中

幸運なことに、隣の倉敷市には視能訓練士を養成するコースを持つ「川崎医療福祉大学」があり、私はその中の感覚矯正学科、視能矯正専攻に入り、視能訓練士となる知識を積むとともに、視能訓練士の国家資格の取得を当面の到達目標にすることを決めました。そんなわけで、私は今、受験生です。そして、愉快なことにアレクサンダー・テクニークの教師で視能訓練士の資格を持った人間は、まだ日本には存在していないみたいです。私は昔から前人未到という言葉が好きなので、「日本初となる視能訓練士の資格を持ったアレクサンダー・テクニークの教師」を目指すことに、今、とてもワクワクしています。