岡山のオリエント美術館に行っていました。 美術館の良いところは、日常生活で凝り固まった頭と目を緩めて、癒して、元気にしてくれるところです。

今回の特別展は「日本の工芸の100年 ペルシアの記憶から現代まで」です。

オリエント美術館

この緑が素敵

日本の工芸と聞くと、昔ながらの伝統的なもので、外部からの影響を受けずに日本だけで純粋培養的に作り上げられてきた、というイメージが強かったのですが、今回の展示をみて、ずいぶんと外国からの、特にペルシアからの影響が強かったんだなと、感じました。

特にここ100年の日本の作家たちは、いわゆる伝統的な徒弟制度を超えて、ただ伝統的な技を引き受けるだけではなくて、欧米の科学的な研究を踏まえた創作をしたり、感銘を受けた工芸を技法を学ぶためにイランなどのが帰国に行ったり、と研鑽を重ねたいたようです。

今回の展示の中で私が気に入ったものは鈴木長吉の『十二の鷹』です。 これは金属で作られた鷲の像で名前の通り12個の鷲がいるそうなのですが、今回の展示ではすべての鷲はいなく、四頭の鷲がオリエント美術館に来ていました。

私がこの作品に感動した点は、金属でできている鷲なのに、その質感がモフモフと鳥の羽の柔らかさを再現していて、かつ猛禽類の荒々しさも表現しているからです。

写真を見たい方はこちらのリンクへどうぞ。http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/100200/1

鈴木長吉さんはこの作品のために実際に鷲を飼って、その姿や仕草を何度も何度もスケッチしたそうです。

優れた仕事をするためには「仕込みの時期が大切」なのだと基本的なことを痛感し、私もアレクサンダー・テクニーク教師として日々勉強していこうと思いました。