先日、京都で自分のさらなる技術向上のために「リブング・イン・ア・ボディ」という解剖学の講座を受けてきました。 「リビング・イン・ア・ボディ」というのはアレクサンダー・テクニーク教師であるロビン・アヴァロンが作った、からだの自然な動きを知り、実践するためのコースです。

自分の身体をもっと楽にしたい人にはもちろん、ボディワーカーやセラピスト、各種インストラクターたちの仕事にも役に立ちます。これを学ぶと生徒やクライアントに楽しく、面白く、分かりやすく解剖学に基いた自然なからだの使いかたを伝えることができるからです。

わたしも生徒さんたちにもっと自分の考えていることを伝えやすくするためにこの講座をうけました。

今回のクラスのテーマは「肋骨」です。教えていただく講師はアレクサンダー・テクニーク教師でもある「中井敦子」先生です。

素敵なポストカード

素敵なポストカード

先生は、肋骨のことをぼくら生徒に伝えるのに、自分の手を使って肋骨を形を表現してくれたり、解剖学図をつかったりと色々な教え方を実践されていて、「肋骨」ひとつでも色々な伝え方があるのだなと感銘しました。

大変興味深く勉強になる講座でしたが、中でも「これは面白い!」と思ったのは、肋骨には角度があることでした。

肋骨の色塗り

肋骨の色塗り

肋骨というのは一つの骨ではなくて、たくさんの骨の集まりです。本家の解剖学の専門家はちがう説明をするかもしれませんが、わかりやすくいうと肋骨というのは24本の骨の集まりです。それで二本一組となって一つの輪っかを作っています。その輪っかが12個集まって肋骨を作っています(かなりざっくり説明しています)。

なにが言いたいかというと、初めにいった通りその輪っかの角度が急なことが驚きだった訳です。わたしの身体感覚では、輪っかに角度があるとは思わず、水平だと感じていていました。それが角度があると思ったとたん胸のあたりの固さが柔らかくなって、身体が楽になったのです。

これは、脳みその自分の身体への勘違いが解けたから起こった現象だと思います。このことを詳しく解説すると長くなるので、これについては改めて書こうと思います。

しかしながら、実は肋骨の角度のことは前々から頭の中の知識としては知っていたのですが、それがどうして「胸が楽になる」というビックリすることが起こったかというと、講師の中井敦子先生のお力があると思うのです。

先生が生徒であるわたしに「丁寧に寄り添ってくれたから」「当たり前のことをじっくりと一緒に再検討してくれたから」このような発見をすることが出来たのだと思います。

今回の講座は「助骨」をテーマに大変興味深く学ぶことができたのと同時に、「そうして自分もアレクサンダー・テクニーク教師として生徒と一緒に丁寧に寄り添って、なにか面白い発見をしよう。」と、改めて思うことができ、大変有意義な機会となりました。