ときどき、アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けた方から、不思議だ、魔法みたいだという感想が出てきます。

不思議と言ってしまうのは、このテクニークを受けると思いがけず身体が楽になってしまうことがあるからです。肩こりが消えてしまったり、声が楽になったり、軽やかに歩けたりということが時にはおこります。

そのとき、教師がしていることは、相手の身体に自分の手で触れているだけです。この一見何もしていない動作だけで身体が楽になるのですから魔法みたいと感じるのも仕方がないのかもしれません。

わたしはこの事を魔法だと思っておらず、ごくごく当たり前のことが起こっていると考えています。

その当たり前の事というのは、人と人が出会ったら、お互いに影響を与え、お互いに何かしらに変化する、です。

アレクサンダー・テクニークに限らず、同じようなことは起こっています。

先日、あるクリエイターの方とお話する機会がありました。

そこで、ネット上でのブランディングの仕方(自分をどう見せるか)やチラシの作り方、ブログの文章の添削(想いをどう伝えるのか)、などなど「情報を発信するということ」のイロハを教わりました。

話が終わって事務所をでたとき、わたしの頭と気分は変化をしていました。 変化をした理由は、そのクリエイターの方の豊かな経験と確かな技術、知識に触れたためです。

アレクサンダー・テクニークも似たようなものです。 教師は身体に対するいろいろな経験、技術、知識を持っています。 これらに触れることにより、身体は楽になっていったのです。

さて、ここまでアレクサンダー・テクニークは魔法じゃないことを説明してきました。

では何なのかというと、このテクニークは「問題解決のため」にあります。 次回はこのことを詳しく書いていこうと思います